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by medichika

透明になるまで落ちていこう

女王様、再度下僕の夢に出現。
もーそんなに女王様にお会いしたいのかと。
昨日は”空鼻”までしましたし。重症です。
末期です。

そこで、下僕はもう腹を決めました。
落ちるところまで落ちてやろうと。
今までのことはリセットして、片思いからもう一度やり直そうと。
まあもう女王様と一緒に過ごしたこと自体、夢だったような気がしてますからね。
夢見すぎていたということで。
アッハッハ。

なので、女王様が私をどう扱おうと私の下僕精神は揺らがないことを宣言しようと張り切って?「お話ししたいことがある」と女王様にメールいたしました。
土日は完全な放置プレイだった女王様、珍しくお返事くださいました。
『どしたの?』

下僕が「ちょっと言いたいことがあって」メールを送信するも、今度はお返事が来ません。
やはり放置するつもりなのかと思って、「無理なら無理でいいです」と弱気で低姿勢なメールを送ると今度は着信が。

「お久しぶりです、どうしたんですか?」
どうしたんですか、てあなたがどうしたんですか。
そんな節度のある、距離を置いた口調は何なのですか。

アルコールを召し上がっているのは、女王様自身のお言葉と口調でわかりましたが。
だからお返事くださったのですね。
下僕精神は揺らがないと告げるつもりだったのに、バケツで水をぶっかけられたかのように体の芯が冷える気がしました。

あ、ヤバイ。
この温度差はヤバイって。
もうすでに本当に下僕解雇されていたのだ。
思わずこちらも敬語になりました。
逃げ出したいくらいでした。恥ずかしさのあまり。

女王様は外にいて今から帰るところだとおっしゃったので、後でかけてもいいですかと申し上げたら、「またどこか行ってるかもしれないから無理」とのこと。
今考えれば、帰るのにまたどこか行くのか? とツッコむべきだったと思うのですが、その時は焦っててそれどころじゃありませんでした。
下僕の方も電話がかかってきた時外にいましたので、「外では話しづらいのでいいです汗」とお断りする始末。
い、言えるかっ。

変なこといってすみませんメールすら打ちましたよ。
とほ。
本当は言いたくて言いたくて仕方なかったのに。
だってやっと自分の中で決着がついたんだから。

でも時既に遅し。女王様は既に私を切っていたのだ。
何てこと。縛られていたのは自分だけだったのだ。
馬鹿みたいだ。

帰り着いてすぐにシャワーをあびて、電話を確認するとメールが一通。
女王様です。
『帰り着いたけど』
あ、本当に帰られたんですね。

早速お電話差し上げたところ。
「何、どうしたの」
いつも通りの口調の女王様がそこにはいました。
下僕は女王様のこの「どうしたの」に弱いのです。
いつも虐げられていたせいでしょうか。
この言葉を聞くと心がふにゃーんと柔らかくなってしまうんです。
気まぐれにくださる飴はとーっても甘いわけです。

ああ、さっきは外だったから口調を調整していたのですね。
しかし下僕道貫徹宣言をする前に確認しておきたいことがありました。

荷物を取りにいった方がいいのか。

新しい女性がいらっしゃるのでしたら、別の女性(つまりワタクシです)を匂わせる物はないほうがいいに決まっています。
(まあ、隠せばすむ話ですが)
そのことを確認したかったのです。
最近放置されているのはそのせいなのかという疑惑が私の中で膨らんでいたので。

「取りに来たいなら取りにくれば」
と、そっけないお返事。
「取りに行ったほうがいいの?」
私の荷物はないほうがいいんですか?
「だから、置いてて困るなら取りに来たらいいよ」
いや困りません。困るわけないじゃないですか。
「だったら置いてたらいいよ」
「……置いてていいんですか?」
「困らないんだったら置いとけばいいでしょ」
この時は伺う機会は全くなくなったわけじゃないと内心喜んだのですが、よく考えてみればそうとは言えませんよね。

女王様に会えなくても困らないなら、ってことかもしれないのです。
それらの荷物が返ってこなくても困らないなら、ってことかもしれません。

浮かれすぎて確認するの忘れたヨー。
馬鹿だ。馬鹿だよ。

しかしこの時は嬉しかったので、やはり下僕貫徹宣言をしておきました。
女王様に虐げられてもやっぱり下僕でいたいです。
ハイハイ、と全く真面目に受け取っていない、もしくは面倒臭げにお答えになり。
女王様らしくて、ちょっと笑ってしまいました。
節度ある言動をされるより身近に感じるだなんて、流石下僕ですナ。
やっぱり下僕が性にあっているのだなあ。
いいんです、女王様が下僕を大事に思っていなくても。
私は女王様にお仕えしたいのです。
下僕の何が悪い。
下僕万歳。

電話を切った後、自分の下僕さ加減に笑い泣きしてしまいましたよ。
あー何かスゴイよなあ。
馬鹿みたいだ。
でも何か嬉しさもあったりして。
完璧にM。真性ですよ。
コワイコワイ。

狂った想いも突き詰めれば透明になるのかもしれません。
透明になるまで頑張ってみるか。
by medichika | 2004-04-22 01:04 | 下僕