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by medichika

近況そのにのなな。~始まりの終わり~

何もしないって言ったのに。

「もう時間?」
「ですね」

一旦家に戻るために早朝のバスに乗る必要がありましたので
仕掛けていたアラームがその時が訪れたことを告げています。
私はもそもそとベッドから体を起こしました。
とはいえ、アラームに起こされたわけではなく、
ようやく時間になったから起き出しているというのが正解です。

「寝不足ですよ、全く」
腕枕されていたから、首も何だか痛いし。

「何もしなかったじゃん」
「それは何もさせなかったからです」

違う。何もしてないってわけじゃない。
どうにかこうにか触れようとする魔の手を拒むために
なかなか眠れなかったくらいです。

ぎゅうと抱きしめられるくらいなら、そのままにしていますが
少しでもアヤシげな動きをする度に払いのけるのではこちらも疲れます。
なので、明らかにビミョウな箇所に触れようとする時だけ私が無言で払いのけ、
しばらくしてまた先輩がアヤシげな動きをし始める、の繰り返し。
全く眠れません。

とはいえ、さすがにずっとは起きていられず、
目が覚めてはじめて眠っていたことに気づきました。
その時は先輩が明らかに触っていたわけですが。
道理で目が覚めるわけです。

最後までしてなければ何もしてないってことには
ならないと思うのですが。全く。

「じゃあ、私帰りますね」

着替えを完了させると、先輩のところへ戻ってご挨拶。

「medichika、ありがとね」

全く、何についてのお礼やら。
寂しくさせなかったことへのお礼ですか?

んー。キスをせがむように、先輩が口をすぼめています。

「何、馬鹿なことしてるんですか」

ちょっと笑って頬をぺちぺちと叩いたら、
先輩も目を開けていたずらめいた笑みを浮かべました。

「じゃあ又後で」

この日も私と先輩とタイガー君で仕事の打ち合わせが入っているのです。
打ち合わせでうとうとしていても何も言わないでくださいねと
お願いしておきました。何も言えないと思いましたけど。
原因はお前だー!

久しぶりの朝帰り。
まさか相手が先輩になるとは。
嗚呼。


~近況そのに。完~

(かなり省略した感もありますが、
そのことはそっと胸に秘めておいてくださいませ汗)
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by medichika | 2007-07-12 13:08 | 日常